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ねねのこと
今日、はなを獣医さんに見てもらいに行きました。
以前行っていた病院での血液検査が、
項目が少なすぎて何の検査にもならないので
血液検査をきちんとしてもらうのと、
できれば心音を聴いてもらっておきたかったのです。

今年の1月に亡くなったねねしゃんは、
心臓弁膜症でした。
その恐怖感がいまだに家族の心の底には
ひっそりと流れていて、
はながちょっと苦しそうにしていると
家族じゅうで心配の渦に巻き込まれてしまうのです。

そういう事情を説明して、
心音を聞いておいてほしいと
獣医師に告げると
「その、ねねちゃんは、僧坊弁膜症いつ発覚したんですか?」
「7歳です」
「何歳まで生きたの?」
「15歳7ヶ月です。発覚当初からなくなる2年前までは
 フォルテコール(血圧降下剤)でもっていたのですが、
 やはり、肺水腫を一度起こして、
 そこから二年間はベトメディンを飲みました」
今ねねの話をしても、涙がこぼれそうになります。
すると、先生は大きくうなずいて
「7歳に発覚してから15歳7か月まで生きたんだったら、
 管理は大成功ですよ。よく生きましたよ」
そういってくれました。

いまだに、ねねの最期を思うと胸の奥底にしまった
悔いが湧き上がってきます。
もっと早くに大腸がんを疑っていたら。
そしたらあんなに亡くなる前日にお医者2軒も梯子しなかったのに
痛み止めがほしいばかりに、
出ないおしっこを出してあげたかったばかりに、
大腸がんがあるおなかを
医者がきつく押したのです。
たぶんあれが余計に痛みを誘発したように思います。

本当はもっと長く生きられたかも とか
もっと痛みなく天に召されてたかも とか

いまさらながら悔やんで、悔やみきれなくて
悲しいのです。

でも、今日お医者さんが、
ねねとは会ったことはないお医者さんですが、
「よく生きましたよ」
って言ってくれました。

とても慰められました。

たった一言で、心が柔らかくなる瞬間があります

死んで天国に行っても、
ねねに顔向けできない気がしていました
でも、
ねねも許してくれているかな、
なんて、少し思えたりします。

毎日思っています。
ねねに会いたいです。


* 20:23 * comments(0) * - *
ねねと一緒に
JUGEMテーマ:ペット
ありがたいことに、友達が気遣って、いろいろと外へ連れ出してくれます。
ですからその時は楽しく過ごせるのです。
でも、ふと一人になった時、ぶわわわわ〜と涙が滝のようにあふれてしまいます。
ねねのお骨を抱きしめて、たくさん話しかけます。
忘れるなんてできないし忘れたくない。
楽しいことがたくさんありました。
ねねと出会えてほんとうにうれしかった。
ねねと会えなかったら、私のこの15年7か月の間は、何とも味気ない時間だったろうし、
これからの生きていく時間、ねねのことを思いながら生きていくのと、
ねねと出会わず存在すらも知らないで生きていくのとでは、
まったく生きる意味が違ってきます。
生き物はもともと大好きでした。
でも、動物がこんなに
人間と同じように、感じて考えて行動して他者に愛を注ぐものだとは
知りもしなかったのです。
お蔭で私も、とても愛情深い人間に成長したように思います。
(自分で言うのもなんですが)

ねねと出会えてよかった。
いまでも、もちろんねねを愛しています。

ねねは私が泣くととてもあせって慰めてくれていました。
だからねねが心配しないように前へ進んでいかなきゃ、と思うのですが、
なかなか、簡単にはいかないようです。
でも、周りの人たちの優しさやねねへの愛を大事にする意味でも、
すこしずつ、すこしずつ、前に進みたい。
ねねへの愛は消えないし、悲しみも消えないし、
ねねと出会えた喜びももちろん消えない。
きっと死んだらねねに会えると、
そう信じて、自分が自然と死ねる時まで、
ねねの自慢のお姉ちゃんになれるように、
一生懸命生きていくからね。

ねねが死んだ次の日は、いつも通り朝が来たのが不思議でした。
ねねがいない世界の第一日目が始まったのが、
何とも味気なくて不思議で、空虚でした。
その空虚な世界は、毎日毎日、回り続ける。
今日でもう、56日もたっています。
ねねのいない世界を56日も私は生きたのだなぁ、と
不思議な気持ちがします。
でも
ねねと一緒にいる気持ちがするときがあります。
だから、ねねと一緒に今後も生きていきます。
きっと、そういう風に生きていける気がします。
 
* 11:29 * comments(1) * - *
毛布が大好きでした
JUGEMテーマ:ペット

気持ちを落ち着けるためにも、記事を書かせてもらいます。

ねねは、本当に敷物が大好きでした。
来てすぐの時に、私と母が庭の芝生を植えていると、芝生の小さなシートを勝手に一つくわえていきます。
母が、邪魔をさせないように、シートを取り上げて、木で作った格子で囲ってねねを閉じ込め、
また作業します。
しかし、ふと振り向くと、ねねは素知らぬ顔で格子の中にいますが、その下にはいつとったのか
芝生のシートが一枚。
ねねはまだ小っちゃかったので、格子の枠からいくらでも出入りできたようでしたハート
母は仕方がないので、少し枯れてしまっていらない芝生シートをねねに与え、
ねねが持って行った生きのいいシートを取り上げます。
ねねは不服そうでした。
作業をしていて、また振り向くと、ねねはやはり素知らぬ顔で格子の中にいますが、
先ほど与えられた枯れたシートは脇へうっちゃって、
生き生きと芝生の柔らかいシートの上で寝そべっています。

これくらい敷物が好きなねねは、当然、毛布も大好きです。
毛布のことは、「おふとん」という名で覚えていました。
小屋の中に敷いてもらった私のお古の「おふとん」は、ねねには巨大であったにもかかわらず、
庭の好きなところで寝そべるために、無理やり小屋から引っ張り出して、
一生懸命運んでは、適当に広げてそのうえで寝そべっていました。
ねねの小さな体には大きすぎるので、私は「おふとん」をねねが運びやすいように小さめにカットしてやりました。










持ちやすくなって運びやすいため、どこへ行くにももっていきます。
「おふとん」が好きなのは、亡くなるまでずっと変わりませんでした。

亡くなる二年前の映像です。

よく眠っています。
このころになると心臓も弱って、ひどいときは一日に三度倒れたりしていました。
でも、気持ちよさそうに眠っているようです。
こういう楽そうな写真があると、少しホッとします。


家族の一員を亡くすと、どうすればいいかわかりません。
同じ経験をした友人に話を聞いてもらったり、同じく病気を抱えるペットが家にいる人と話したりしますが、
また、一人になると、落ち込みます。
ペットを七年前に亡くした友人も、今でも私と同じように涙を流します。
次の新しいワンちゃんが家に来ても、気はまぎれても、亡くなった子のことはまた別なのだそうです。

人間が亡くなってももちろん悲しいですが、ペットは純粋な存在だっただけに、
物言わぬ存在だっただけに、いろいろ思ってしまいます。
* 14:42 * comments(0) * - *
ねねに、会いたいです。
JUGEMテーマ:ペット
ねねが亡くなって、一か月と10日ほど経ちました。
ねねが亡くなる前日、車で昔から見てもらっていた主治医のところに連れて行きました。
この頃は大きな総合病院に行っていたのですが、前日に行ったところ、いつもの先生がいらっしゃらず、
年配でエラそうな医師が、しんどくて動けないねねを無理に検査した挙句、
文句だけ言って打つ手がないと投げたからです。
主治医のところに行くときは、ねねを連れて行くときも、お薬をもらいに私だけが行くときも
必ず同じ道を通って行き、同じ道を通って帰る習慣でした。
いわゆる願掛けみたいなもので、ねねが主治医で初めてお世話になってから、十五年と七か月続けてきたことでした。
この道を通って行って治療してもらい、同じ道を通って帰ればきっと治る。
そう信じて続けていた習慣でした。
ですからこの日も、いつもの道を通ろうと車を進めると、
なんと工事をしていて迂回しろと警備員がたっていたのです。
不意に、悪い予感がよぎりました。
こんな日に限って、あんな狭い道を、今まで、十五年七か月の間、
一度だって工事なんかしていたのを見たこともないのに、
今日に限って、この大事な願掛けの道を通れないなんて。
途中までは迂回しましたが、意地になって途中からギリギリのところでいつもの道に戻って、
続きの道はいつも通りに進みました。
ねねは、2日間飲まず食わずです。
意識ははっきりしていますが、ペタッと突っ伏して動けません。
そんなねねを見て、主治医は何と「風邪」と診断。
先生も年を取ったのか、ずいぶんな誤診ではありませんか。
熱があったのは確かなので、先生のうった熱さましの注射は、確かに効きました。
でも、ねねはやはり、その晩、天に召されたのです。
風邪、と聞いたときに、ありえないとは思いましたが、
直感的に、ねねが助からないのは感じていました。
ただ、お腹が少し痛そうなのと、おしっこを2日もしていないので、
苦しくないかと心配だったのです。
主治医の留守電にお腹が痛いようだと訴えました。
救急病院に痛み止めだけうってもらえないかと電話をしても、断られました。
痛い思いをさせて、死なせたくなかったのに。
亡くなる前の三時間ほどの間に、三度ほど「ヒャン」と鳴きました。
1時間おきぐらいにです。
お腹が痛いのだろうと、私はお腹を撫でていました。
嘔吐も何度かしました。
でも、いたいのが辛そうでした。
気にしていたおしっこが、不意に出たので、
私は頭のどこかで、死を直感しながらも、おしっこが出てよかったと思いました。
2日ぶりに便も出ました。
相変わらずのタール便で、大腸がんをここへ来て本気で疑いました。
もしかしたら大腸がんかもしれないとは思っていましたが、
大量の薬を飲みつづけていたせいで腸が荒れているのだと思っていたのです。
便が尿道についたら膀胱炎になると心配して、一生懸命拭いていました。
死を直感しているというのに、もしかしたら、まだ一緒に生きる時間があるのでは、と。
主治医の「風邪」という誤診を信じたかったのかもしれません。
でも、ねねは亡くなってしまいました。
家族全員で体を撫でて、ねね、ねねとみんなで呼びました。
そんな中、ねねの鼓動は止まりました。
二年間飲み続けた4、5種類のお薬も飲まなくてよくなりました。
お腹の調子が悪いので、自分で考えて、大変しっかり咀嚼してご飯を食べるという苦労も、
もうしなくてよくなりました。
倒れたり心臓が痛くなったりすることはもうないから、
きっと天国の神様のもとで、たくさん走り回っていると
そう思うのです。
生きている間に、ずいぶん、つらい思いをさせてしまいました。

会いたい。
会いたいです。
胸の痛みは癒えるどころか、日に日に増してきます。
ねねを、ぎゅーっと抱きしめたいのです。
あの子のぬくもりの記憶が、私の体から離れません。
本当にいなくなったのだということが、不意にわからなくなる時があります。
何で生き物は生まれて死んでいくのか、
人間の私にはわかりません。
神様にしかわかりません。
わからないのはつらいのです。
悲しいのです。
どうすればいいかわかりません。
ただ、会いたいのです。
ねねに、会いたい。
* 21:28 * comments(2) * - *
悲しいお知らせ
JUGEMテーマ:ペット

お久しぶりでございます。
前にブログを更新してから、約4年の月日がたとうとしています。
皆様にはお健やかにお過ごしと存じます。

さて、愛犬ねねを中心に記事を書いてきたこのブログですが、
悲しいことをお知らせしなくてはなりません。

ねねは、今年、つまり2014年の1月21日に天に召されました。

弁膜症が発覚してから7年生きてくれて、15歳と7か月の生涯でした。
死因ははっきりしませんが、多臓器不全かと思います。

つい、死の直前の痛々しい姿ばかり思い出してしまいますが、15年と7か月、
本当に楽しく一緒に生きてきました。

森ノ宮の犬抑留所からもらってきたときは、
賢そうだけれど、喜んだ顔を見せない愛想のない子でしたが、
見る見るうちに感情を表現するようになり、
庭で穴を掘ったり、走ったり、
自分の体よりもずっと高い岩に飛び乗ったり、
大変アクティヴに生きてきました。

何よりも家族への愛情は大変深く、
家族内で喧嘩のあった時には、すぐに駆けつけて間に入り、
喧嘩はやめろと私たちをたしなめました。
妹を自分の身を挺してかばったこともありました。
落ち込んでいる家族には、自分のおもちゃを「あげる」と渡して慰めてくれました。
私が、急に顔前面にアトピーができて、表面的には強がっていても心の中がずたぼろだったときには、
私にぴったりと体を付けて寄り添ってくれました。
母の体調の悪いときには、心配して同じ部屋で寝るといって、添い寝を始めました。
ねねをたたいてしまった父を、私たちがひどく非難し、父が孤立していると感じとった時には、
みんなの前で、父に仲直りの挨拶をして、関係修復に努めました。

これだけ私たちに愛を注いでくれた存在が、ある日急に姿を消します。
死というものは、なんと恐ろしく、なんと切ないものでしょう。

今もまだ、いつも通りにねねを呼んでしまいます。
わかっているのに、ねね、ねね、と声を上げて呼び、泣いてしまいます。

死んだら会えるとみんな言ってくれますが、それまで待てない気さえします。
今、です。
今寂しいのです。

この気持ちが落ち着く時が来るのか、わかりません。
早く元気にならないと、と思うのですが、
どうしても空元気は続きません。

気をゆるませるとつい表情が暗くなり、
職場で(人間味のない職場なので、親族が死んだことにしています)、
「大人なんだから、暗い顔で仕事しないでよ。おばさんが死んだくらいで」
とたしなめられますが、
そこに傷つくだけの気力もなく、
ただ、さびしい気持ちが私を支配します。

自分の気持ちばかり書いてしまいました、つい。

ただ、皆様に可愛がっていただいたねねが、天国に行ったことをお知らせしようと、
久々にブログを更新しました。

ねねを可愛がってくださって、ありがとうございました。
* 09:07 * comments(0) * - *
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